■ 植物の生活反応 ■

茶葉が生育するためには空気中から取り入れた炭酸ガス、根から吸収した水分を原料とし、日光のエネルギーで炭水化物をつくりだす炭酸同化作用が必要です。
この作用は茶葉の葉緑体(クロロフィル)の中でおこなわれますが、ここでは多量の酸素が生成され空気中に放出されます。一方、酸素を利用した生化学反応によって蛋白質、核酸、脂質の合成がおこり茶葉の細胞成分がつくられます。
この過程の副産物として過酸化物質がつくられ、茶葉に有害作用をおこします。これに対抗して茶葉のなかにはポリフェノールがつくられ、抗酸化作用を発揮します。すなわち、ポリフェノールは茶葉の自己防衛のためにつくられた生体防御物質です。したがって、日照時間が長い夏場にはこのポリフェノールが量産され茶葉の損傷を防ぎます。
ヒトをふくむ動物の体内ではグルタチオンなどの抗酸化物質がつくられ細胞機能を保護していますが、過激な運動や心身のストレスで過剰に生産された過酸化物質を完全に中和するには不十分な場合があります。
この抗酸化作用の不足を補うためには植物由来のビタミンC、カロテン、ポリフェノールなどの抗酸化物質を摂取する必要があります。ここに、「動物は植物なしでは生きられない」自然の摂理があるのです。

植物の生活反応
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